腐的萌語徒然日記+日常

現在、嫁募集中!

ジパング、最終巻(43巻)まで読みました~

本日、ジパングの34巻から43巻まで届きまして、ざっと読みました~。

 

最終巻読んだときは、なんかガックシって感じで脱力しました!

いろいろな方のレビュー読んで、覚悟はしていたのですが、まさかこれほどだったとは・・・あまた溢れた腐女子の方々が潮引いたようにジパングから去っていたのがわかるような気がします・・・。

エンターテーメント的にも肩透かしだし、主義主張に関してもどうやって解釈して良いのか良く分からない・・・なんというか、「え?」って、突き放された感じ?

はぁぁぁ??ってがっくししました。覚悟してたのにね。

 

まぁ・・・このお話しはまっつあんが時空すら超えて運命の人(タクミちゃん)に出逢う、というラブロマンスで、かいじ先生はど~うしても原爆の落とされなかった日本っていうのを存在させたかったのかな~?

と、思ったら個人的には納得できました。

 

村上もとか先生が「JIN–仁–」の中で、昔はペニシリンがなかったから梅毒に苦しむ遊女が多かったけど、せめて漫画の世界で彼女たちを救いたいから、こういう話を描いてる、みたいなことをおっしゃっていたけど、そんな感じなのでしょうかね?

 

ラスト、まっつあんのいないみらい、栗と菊が相変わらず仲良しっぽい。

三羽じゃなくてオシドリか~!!

まっつあんのいない世界のまさゆきはアホ毛ゆらして、なんつーか、こーへーとリバやってそうですね。

「なんか物寂しいな」とかいいながら・・・。それはそれでいい・・・。

(結局リバが好きな自分の性癖・・・)

 

どうせなら、村上龍の「五分後の世界」みたいに、みらいが介入したせいで投降しない日本になっちまって、「どうしてこうなった~~!!」みたいな終わり方でも良かったかな~と思ったんだけど、それ、小説ならいいけど、漫画はやっぱりそこまでは出来ないよね~、そこまでしたら気味が悪いよね~。

 

なんか本当、あのまっつあんとタクミちゃんの愛憎に巻き込まれた人々、ご愁傷様です,って感じです。まっつあんがタクミちゃん騙すときに語ったときにみらいの乗務員が言った言葉、「司令官はいいですけどね!」あれが一番心に響いたかな~。

だって心底、それが本音でしょ?

 

でもね、安易に権威に従っちゃ~なんねーーと思うのね、教育受けた身ならば。私がみらい乗ってたら、まっつあんには同意できないから、艦おりますね、絶対。で、自分のできること探します。何にもできんかもしれんけど。

後からあの発言はいかんですよ~!!少なくとも教育受けてるんだからね。

 

※かいじ先生は広島出身なんですね・・・。私には祖父母が長崎出身の友人がおりますが、彼の妹さんは白血病で、その原因は原爆なんじゃないかと彼は言っておりました。妹さんはもちろん戦後生まれですし、ご両親も戦後生まれなのですが、未だに”被爆者とその家系”という差別があることを知り、大変ショックを受けたことを思い出します・・・。

かいじ先生が広島出身とすると、ジパング・・・重みを感じますね・・・。